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    りあぱち(井上小百合)

    りあるぱちもんずofficial

    2024/02/19 18:00

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    昨年、チャリティーライブとして始まった『りあるぱちもんず』略して、『りあぱち』

    名前は怪しいですが、自分たちに出来ることはないか、という考えのもと立ち上がった、至ってまじめなアーティスト集団です。


    そして、今年はなんとチャリティーではなく!
    \ 初のワンマンライブを開催いたします!!/

    しかも、ツアーです!!!

    ぱちぱちぱち!!

    (でもチケット代から1000円を義援金とするよ!)


    この開催に至る経緯、、開催に当たっての思い、というのはかなり深いところにあって、言葉としてまとめるのが中々時間がかかってしまって....宣伝できておらず、すみません!!!!

    ちょっと長くなりますが、お話長いの苦手な方はびゅーんと飛ばしちゃってください!笑


    まず、りあぱちの始まりについてから



    一番最初の立ち上げのきっかけは、コロナ禍での劇場さんやライブハウスさんのSOSでした。

    わたしの仲良しのスタッフさんの元へ届いた「この日、公演中止になって劇場空いてしまって困ってんですが、何かやれることやりますか??!」という一通の、助けてください!がキッカケとなって

    私と、シンガーソングライターの広瀬咲楽さんがプライベートで「りあるぱちもんず」という名前のバンドを組んで、いつもセッションをして遊んでいたことを思い出したスタッフさんが、「この2人でライブをしたらどうか?!」というお話を持ち掛けてくださり、「ぜひとも!!!!」と即答したのが始まりになります。


    その方が今や、りあぱちのスタッフ周りを全てやってくれております!!

    そして、ジャズピアニストの立石一海さん、ベーシストの石井ゆかこさんの協力もあり、りあるぱちもんずが人様の前に出ることとなりました。


    そのときに、ライブで出た収益は全額寄付しよう、というのも決めました。
    第一回目は、トルコ・シリア大地震で被害を受けた地域と国境なき医師団へ。



    さらちゃんは、宮城県出身。東日本大震災を経験しています。
    そして私はそのときボランティアとして携わっていた経験があります。
    そんな2人に出来ることは何だろう、と考えた末の形でした。



    ただ、会場さんの損失を助けたり、とりあえず義援金を送りたい、というのであれば
    個人的にお金を出しちゃえば、そこで解決しちゃうこともしれません。。
    寄付なんて誰に言わなくとも、自分の中で誰かを思ってやることのような気が、わたしはしています。わたしの個人的な意見です。今までも今もそれは変わりません。


    が、この企画の本当の狙いというものは義援金をとにかく沢山集める!とかそういうことではなく…
    『自分事』に考えてくれる人を一人でも増やすこと、だと、りあぱちの皆は考えています。


    黙って出来ることは沢山あるけど、それだけだと、個人だけで完結してしまう。
    素敵な会場さんにその日誰も来ずに、復興も、皆が他人事で終わってしまう。



    さらちゃんの経験も、きっと何年も経てば、そんなことあったよね、って忘れられていってしまうかもしれない。今も続いていることは沢山あるのに、「関係ないから」忘れられてってしまう。
    辛いことは話さなくていいけど、さらちゃんから生まれる音楽からは、等身大だけど、人の痛みや弱さを包むとても勇敢なものに溢れていて色んなことを教えてくれます。
    そういう事を、決して忘れちゃいけない気がするんです。


    ライブを見に来た方が、何か「あ、」って思ってくれたら嬉しいし、今回は、能登半島地震災害支援が目的ですが、もしライブを見に来てくれた人が、このライブをきっかけに、スーパーで能登産のものを見て「あ、」って思って買ってくれたらもうそれは復興に繋がるし、落ち着いたら能登に旅行に行ってみようって思ってくれる人がいたらそれもまた復興に繋がるし

    (実際に、会場では石川県や東北産の飲み物(お酒も!)やフードがお楽しみいただけます!)

    そうやって復興ってしていく気がしています。


    それと、色々な支援の形を考えたのですが、義援金 という形にしたのにも理由があって…
    東日本大震災のときの経験を踏まえて、被災した地域への勝手なニーズを予測して良かれと思ってやることが、逆効果を生んでいたこともあり
    一番有効的なのは、やはり各自治体が必要なことに正しく配当してくれたほうが、無駄なく、今使いたいことに使えるので、よいのではないかと考えました。


    お金を出した自分たちからしたら、何に使われたんだろうなって、正直、すぐには分からないかもしれないです。そういう即効性は無いかもしれませんが…
    5年、10年経ったときに、変わった街を見て、何を感じるか、が大事な気がしています。

    もしかしたら、そのとき1日でも命を繋ぐことができた人がいるかもしれないですし。

    そうやって、寄付した自分のお金の行方がどうなったかとか考えてくれるだけで、もう自分事になっているし、りあぱちとしても、ライブをする意味があるなと、思っています。

     

    人は、自分の頭や身体を使ったことでしか自分事にはなれないと思う。と、震災を経験した方は言います。

    これはもうどうしようもないほどその通りでしかなくて、でも、わたしが今も東北の方々との関わりがあり続いけているのも、あのときのボランティアの経験だったりがあって、やっぱり他人事では居られないところがあるからなのだと思ってて。

    それが今色んな形で返ってきていて。誰かのためって自分のためなんだな、って感じます。。

    本当に世の中がいい方向に向かったり、平和になることを考えるって実際すごく難しいけど…
    そんな中で、自分たちに何が出来るか。

    誰かと何かを共有することで、生まれるものがあるし
    その地域の人だけじゃなく、色んな場所の人たちが心を寄せ合える一つの手段として音楽、というものが私たちに出来ることだと思いました。

    また、音楽には心の健康にもたらす効果、ストレス軽減効果もあると言わており、免疫力向上にも影響を与えると言われています。

    表現、という世界でわたしにできることをやっていけたらと思います。


    井上小百合

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